Bluepine ブルーパイン
Bluepineは、おもに天然素材を使って、ていねいにものづくりをする工房です。工房とはいっても共同の作業場があるわけではなく、それぞれが暮らす場所で、それぞれがものづくりしています。
Bluepineには、ブータン刺繍の教室と、雑貨を作っているいくつかのブランドがあります。
Bluepineの由来
「Bluepine」の由来は、ブータンでよくみられる五葉松のblue pineです。
Bluepine代表者の菊池多絵が、まだブータンで働いていたころのことです。有給休暇を利用して、中央ブータンのブムタンに車で一人旅をしたことがありました。すこし疲れていて、ひたすら運転したり、気に入った風景の写真を撮ったり、気ままにすごしたくて出た旅行でした。
目的地ジャカールまであとすこしのところに、キキラという峠があります。峠とはいってもあまり急な山道ではありません。美しい静かな山道を運転していると、ブルーパインの青みがかった独特の緑に囲まれていました。
そのとき、ふいに体中にすーっとさわやかな感覚が広がっていきました。うまく表現できないのですが、体のすみずみまで酸素がゆきわたったようなすっきりした感覚は、後にも先にも感じたことがありません。そのときから、菊池にとってブルーパインは特別な木になりました。
のち、菊池はブータンの工芸学校に刺繍留学しました。そして帰国後この工房のプランがたちあがったとき、名前はブルーパイン以外考えられませんでした。
工房としてのBluepineは、ブータンにかかわるものもありますが、関係ないものもあります。
それでも、ブータンのブルーパインのように、身近で親しみやすく、りりしい美しさを持つものを丁寧につくりだしていきたいという思いから、Bluepineと名乗っています。
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